ジョブ型雇用と医師の働き方

本日2023/01/19のリベ大youtubeが、最近の働き方についての回でした。

https://youtu.be/jo_Rr-5iOcE

 

 

最近は雇用形態をメンバーシップ型からジョブ型に変えつつあるという話が出ていました。

人を雇ってから仕事を決めるのではなく、仕事内容、専門性に応じて雇う人を決めるというやり方です。

 

そのためにスキルを身につけていこう、リスキリングという言葉が流行っているわけです。

 

 

これを自分の業界に当てはめて考えてみました。

 

 

医者はまず2年間広く病気を学ぶ初期研修が義務付けられています。

その後にほとんどの人が専門医機構に登録し、自分が選択した専門科での研修を受けます。

科にもよりますが、最短5−6年目で専門医試験を受験し、合格すれば晴れて専門医となります。

 

また同時に早い人だと3年目から大学院に入学し、通常4年で卒業、博士号取得となります。

近年では大学院に進学する人は減少傾向にあり、当ブログの管理人であるしょう、たろう共に専門医は取っていますが、大学院には入っていません。

 

 

雇用形態で考えると、医者は完全にジョブ型雇用であり、雇ってから「あなたはお腹の手術をしてね」とか「リハビリを担当してね」とは絶対になりません。

むしろ極端なジョブ型雇用であるために、専門性がトガりすぎて広く薄く診れる医者が重宝されたりします。

 

リスキリングなんて言葉を出すまでもなく、知識や技術を磨いていかないと仕事になりません。

 

 

医者は社会的地位が高く、高級取りの代表的な職業ですが、それは資格に守られたものだけではなく、他が真似できない知識や技術、システムに裏付けられているものなのかなぁと感じました。