中長期債券ETF BND, VGLT, BLVを比較 おすすめは?

 

こんにちは、しょうです。

 

目次

 

 

はじめに 

 

今回は米国債ETFの中で、 以下の3つの債券ETFを紹介します。

 

BND (Vanguard Total Bond Market ETF)

BLV  (Vanguard Long-Term Bond ETF)

VGLT(Vanguard Long-Term Treasury ETF)

 

 

じめに断っておきますが、AGG (iShares Core U.S. Aggregate Bond ETF) BNDとほぼ全く同じETFなので、BNDAGGと置き換えて考えてOKです。

 

た同様にTLT (iShares 20+ Year Treasury Bond ETF)VGLTとほぼ同じですが、VGLTの方がコストが安いので、今回はこちらを紹介します。

 

 

債券に関する過去記事はこちら

shotaro37.hatenablog.jp

 

 

 

債券ETFの見るべきポイント

 

債券ETFでは以下の点に注目して見ていきます。

 

・投資対象

 国債、地方債、社債など

・格付け

 高いほど安定し、低いほど景気(株価)の影響を受けやすい

duration

 償還期間のこと。期間に比例して、金利の影響を受けやすい

 (金利が上がると価格が下がる)

・分配利回り

保有コスト

 

 

債券ファンドは正しく値付けがされていて、コストが安ければ、どの債券ETFが優れているというものはありません。

 

それぞれが求める、リスクとリターンに合うものを選べば良いです。

 

 

逆に私が重視していないのは、

 

・純資産額

少なすぎると流動性に不安があるが、日本で買える、米国の代表的なETFではそのような心配はいらない。

純資産が高いから良いファンド、というわけでもない。

 

・値動き

リスクを視覚的に把握できるのは良いが、上がっているから、あるいは下がっているから買いという判断はすべきでない。

わかりやすいように、最も代表的な債券ファンドのAGGとの比較チャートは載せる予定

 

などです。

 

 

BND

・投資対象:国債、地方債、社債などの総合債券

・格付け:投資適格とされるBBB以上。

     AAA米国債合わせて69.4%

duration:6.6

・分配利回り:2.20% (2021/04/13)

保有コスト:0.035%

 

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上はAGG(米国総合債券ETF)との比較。下はS&P500 ETFとの相関係数

 

BLV

・投資対象:国債、地方債、社債などの総合債券

・格付け:投資適格とされるBBB以上。

     AAA米国債合わせて41.3%

duration:15.8

・分配利回り:3.17% (2021/04/13)

保有コスト:0.05%

  

f:id:shotaro37:20210414190448j:plain

上はAGG(米国総合債券ETF)との比較。下はS&P500 ETFとの相関係数

 

VGLT

・投資対象:米国債

・格付け:米国債 (AAA)

duration:18.0

・分配利回り:1.99% (2021/04/13)

保有コスト:0.05%

 

f:id:shotaro37:20210414190535j:plain

上はAGG(米国総合債券ETF)との比較。下はS&P500 ETFとの相関係数

 

 3者の比較

ticker

BND

VGLT

BLV

投資対象  

総合債券

長期米国債  

総合債券

格付け

AAA  69%  

AAA

AAA  41%  

duration

6.6

15.8

18.0

利回り

2.2%

3.17%

1.99%

コスト

0.035%

0.05%

0.05%

 

 

おすすめのETF

 

上で書いたように、ファンド間で明らかな優劣はありません。

何を求めるかによってその人に最適なETFは変わります。

 

私が求めるETFは、株式との相関が低いものです。

(株式と逆の動きをするもの)

 

 

株式とともに保有することによって、シャープレシオの向上が期待できるからです。

 

例を挙げると、1978年以降の全米株式:債券 = 6 : 4 ポートフォリオを考えます。

債券部分を中期、長期で変えると結果は以下のようになります。

 

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f:id:shotaro37:20210414184652j:plain

portfolio visualizerより引用

 


長期の方がリターン、シャープレシオともに高くなりました。

 

また、詳細は省きますが、格付けが低くなるほど株式との相関は高くなります。

なので社債、特に高利回り社債は株式との併用には向きません。

 

こういったもの(社債新興国債券など)は、単体で保有して株と同程度のリスクを許容して、またリターンの大半を配当でもらいたいという方に向きます。

 

 

以上より、私には長期国債(VGLT)が適したETFとなります。

 

 

まとめ

3つの債券ETFを紹介

・株との併用ならばVGLTがおすすめ

・債券でバランスが取れているのはBND

 

 

この記事を書く前までは、BLV(長期債券)が自分に合った債券と思っていました。

しかしバックテストでVGLT(米長期国債)を上回ることができませんでした。

調べてよかったです。

グローバル3倍3分法ファンドの評価 買う価値あり

 

こんにちは、しょうです。

 

目次

 

 

はじめに グローバル3倍3分法ファンドについて

 

これまでいくつかファンドの紹介をしてきましたが、どれも明らかなゴミファンドでした。

 

今回初めて、買う価値あり!と感じたファンドをご紹介します。

 

それがグローバル3倍3分法ファンドというものです。

fund detail|日興アセットマネジメント

 

日興アセットマネジメントから出ているバランス型ファンドで、隔月分配型と、1年決算型があります。

 

隔月分配型はいわゆるタコ足配当なので、今回は1年決算型を検討します。

 

 

この一年は純資産を大きく減らしていますが、それでも20214月現在、両ファンド合わせて約3800億円の純資産があります。

 

経費率は目論見書で 0.484%/年とあり、実質コストは0.56%でした。

アクティブファンドとしては良心的だと思います。

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日興AMの決算より


 

買付手数料もかかるようですが、楽天証券SBI証券なら無料で購入できます。

 

 

 

ファンドの特徴

 

このファンドの最大の特徴は、レバレッジをかけて海外債券に投資しているというところです。

 

運用資金の3倍に相当する株や債券などを保有するという戦略です。

 

 

その理由は以下の通りです

 

・株、債券の保有比率は、1:2 が最もシャープレシオ(リターン/リスク比)が高くなる

3倍のレバレッジをかけると、リスクが株100%と同じになる

・結果として期待リターンを最大化できる(シャープレシオが最大であるため)

 

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ファンドの目論見書より


 

つまりこのファンドは、株式と同じリスクで、より高いリターンが期待できるよ、といっている訳です。

 

厳密にはREITも入っているのでこれほど単純ではないです。

しかしREITも株式とほぼ同じリターン、リスクである事から、近似的に考えることはできます。

 

 

 

 

株式:債券比率のシミュレーション

 

債券の割合を高めにしたポートフォリオが、シャープレシオ最大になるというのは有名な話です。

 

Portfolio visualiserを使ってシミュレーションしました。

 

使うのは全米株式10年物国債

このように年間のリターンと、リスク(ボラティリティ標準偏差)シャープレシオが表示されます。

1972年までのデータこれらを11通り作って表にしてみました。

 

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株:債券 = 6:4 のシミュレーション結果



 

結果は株式の比率が高いほどリターンは向上します。

一方シャープレシオは、株式 : 債券が 4:6 の時に最大になりました。

 

グローバル3倍3分法ファンドの主張と大体一致します。

 

株式 : 債券. 

リターン       

シャープレシオ

10 : 0

10.73 %

0.44

9 : 1

10.55 %

0.46

8 : 2

10.32 %

0.48

7 : 3

10.04 %

0.50

6 : 4

9.72 %

0.53

5 : 5

9.36 %

0.54

4 : 6

8.96 %

0.55

3 : 7

8.53 %

0.53

2 : 8

8.05 %

0.48

1 : 9

7.53 %

0.41

0 : 10

6.98 %

0.32

 

 

 

運用開始からの結果

 

設定来からのリターン202149日現在で+46%と、同時期のS&P500 +37%(円ベース) を上回っています。

 

またコロナショック時の下落率は 37%で、ほぼ株式と同じでした。

S&P500の下落率は 34%

 

 

概ね、運用開始前の目論み通りのリターンと言えます。

* アクティブファンドは運用開始前の見通しと、実際の結果が大きく乖離することが多い

 

 

2年半と短いですが、見通し通りのリターン、リスクを実現しているのは立派です。

 

 

 

課題 先物部分のレバレッジが高過ぎないか

 

運用資産の20%で、国内株式先物20%、国内、海外債券先物200%を購入するとあります。

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日興AMのHPより


 

国債のリスクを知るためには、duration(償還期間)の情報が必要です。

(期間が長い方が金利変動の影響を受けやすく、リスクが高い)

 

 

最も比率の高いは先進国国債で、基準となる指数はFTSE世界国債インデックス(除く日本、円ベース)です。

 

これの平均duration7.8なので、このファンドの債券部分もこれに近いdurationと考えられます。

 

durationは利回り1%の変化に対しての価格変動を表すので、債券利回りが1%上昇すると、債券価格が7.8%低下します。

 

japan.pimco.com

 

 

もし債券利回りが 1%上昇して、日本株2割下げたとします。

すると証拠金は、

200 × 0.078 + 20 × 0.2 19.6

 

もともとあった20%の証拠金は、ほとんど吹っ飛んでしまいます。

こうなると追証もしくはロスカットとなり、ファンドの前提が破綻してしまいます。

 

コロナショックではこれに近い状況が起きたはずですが、運用方針を維持できています。

 

リバランス(現物の売却)で対応したと考えられます。

 

今のところハイレバレッジでも運用できそうに思います。

 

 

結論

 

最初に書いたように、このファンドは「買い」です。

 

コロナショック時の下落が投資家の予想より大きかったためか、最近は資金流出が進んでいます。

 

しかし最もシャープレシオの高いポートフォリオを、レバレッジをかけて行い、これまで2年半結果を出しているのは素晴らしいと感じます。

 

実質コストは0.56%/年ですが、レバレッジを使って先物取引をして、各資産のバランスを取っていることを考えれば、決して高くないと思います。

 

また以前は期限付きだったようですが、現在は償還が無期限となり、安心して保有できます。

 

 

 

まとめ

・グローバル3倍3分法ファンドの紹介

・株式と同リスクで、高リターンを目指す

・極めて理論的であり、かつこれまで実行できている

・コストも高くない

 

同系列で5.5倍ファンドもありますが、実質コストが1.18%、ほとんどが先物運用で今後が不透明、という理由でお勧めしません。

たろうの週次報告 2021/4/11

こんばんは、たろうです。

業務がi忙しくなり、個別株の売買をしている暇がほぼないので、

日本株は逆指値で売買、米国株は夜、チャートをみながら売買をしています。

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全体

今週は先週購入したレーザーテックとS&P500が大きく伸びて、Zoomを損切りしたので、評価損益が+220万円になりました。

高配当株は評価損になっており、3月末の配当権利落ち日から、ずるずる下がってきています。

今週の売買

・ミダック

業績の伸びが大きく、株価上昇のミダックを4600円で100株購入しました。

前回4000円で300株分、利確したのを後悔しています。

暴落時の損切り以外は、「売るのも買うのも小分けにする」という鉄則を守るべきですね。

 

トランザクション

直近の調整後の反発で押し目買い1290円で200株買い増し。

 

・Zoom

Zoomは評価損-20%のため、一部損切りして米国債ETFのAGGを買いました。

 

余談

Google

上記のヒートマップを課金なしで無料で作れるGoogleは最強!どこかでAlphabet株を購入したいですね。

ハードオフ

先日断捨離で自宅にあったレトロゲームハードオフに持って行ったところ、複数のソフトが並ぶ中、一瞥でSFCトルネコが200円と査定され、店員さんの知識に、感動しました。トルネコは手放しましたが、ハードオフ株はもう少しホールドしてみます。

 

 

ブログを始めて3ヶ月 記録・発信が投資の失敗を防ぐ

 

 

こんにちは、しょうです。

 

今回は特に中身がありません

 

 

 

はじめに

 

ブログを書き始めて3ヶ月が経ちました。

 

当初はYouTubeやろうなんて話を太郎としていましたが、私の都合が合わず、ブログとTwitterをやっています。

 

つい最近、アクセス数が1000を超えました。ありがとうございます。

平均すると110回くらいですね。

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ブログのアクセス履歴

 

3ヶ月を一つの区切りとして、当初の考えと今の気持ちを書いてみようと思います。

 

 

 

当初の目標

 

小金を稼ぎたいなというのが目標でした。

くらというわけではありませんが。

 

 

YouTubeやろう、でもちょっとハードルが高いな。

そしたらまずネタ集めも兼ねて、ブログからやろう!

1人だと挫折しそうだから、2人でやろう。

 

という流れで、1月末から始めました。

すぐ辞めちゃうかもしれないし、とりあえずすぐ始めたかったので、はてなブログの無料版にしました。

 

医学は専門だし、投資も興味あるから、この二本立てていこうと決めました。

... 結局投資の話ばかりになっています(-_-; 

 

 

始めてみて感じたこと

 

まず楽しいです。

好きなこと書くのは楽しいと気付きました。

 

まだ3ヶ月しか経っていませんが、無理なく続けていきたいです。

 

 

ずっと無料ブログのデフォルト仕様で使っているので、良いデザインとは言えません。

これは早めに改善していきたいです。

 

あと今の時点

で収益が出ていないのはもちろんですが、収益が上がる未来が全く想像つきません。

当面そこは期待せずに続けていきます。

 

 

他の人が書くブログを見る機会も増えました。

そこで改めて感じたのは、考えを書き留めて発表するという行為は、投資成績の向上につながるという事です。

 

私も経験がありますが、損失が大きくなってくると冷静ではいられなくなります。

間違った判断を続けてしまい、最も損失が大きくなってきたところで投げ売りしてしまうものです。

 

自分の投資方針を世に発信することで、そのようなミスが大きく減らせるのではないかと感じます。

 

今後もささやかながら続けて参ります。

 

 

 

 

今後の目標

 

シンプルに役に立つ記事を書いていきたいです。

 

例えば、最近は債券ETFをよく調べて書いていますが、何をみてもわからないことが多く(特にduration)、パッと見て比較したりできません。

 

そういうものを解決できるようなものを作っていきたいです。

 

あと具体的には、過去の記事のアップデート、リライトをしなきゃと思っています。

 

あとはデザインをもう少し改善したいです。

なんというかシンプルすぎるので。

 

 

 

まとめ

ブログを初めて3ヶ月の雑感

半年経ったらまた書こうかな

外国債券ETF 2511 を考察 投資価値あり

 

こんにちは、しょうです。

 

目次

 

 

はじめに

 

先日、債券ETFは何が良いかという記事を書きました。

shotaro37.hatenablog.jp

 

この中で国内で買える海外債券ETFとして、国債ETF(為替ヘッジなし) 2511 を挙げました。

 

その後調べていくうちに、思ったよりも良いファンドだなと思ったので、今回は独立して紹介しようと思います。

 

ちなみに、こちらには為替ヘッジありの2512もありますが、通貨分散ができる、為替ヘッジをしない方を今回は紹介します。

 

国債ETF 2511の概要

 

正式名称は

NEXT FUNDS 国債券・FTSE世界国債インデックス(除く日本・為替ヘッジなし)連動型上場投信

略称 外国債券(為替ヘッジなし)ETF

 

というなんとも長い名前のファンドです。

nextfunds.jp

 

同様のETF1677もありますが、手数料が高いため今回は除外します。

 

債券を比較する上で大事なのが以下の5つです。

 

・投資対象

 国債、地方債、社債など

・格付け

 高いほど安定し、低いほど景気(株価)の影響を受けやすい

duration

 償還期間のこと。期間に比例して、金利の影響を受けやすい

 (金利が上がると価格が下がる)

・分配利回り

保有コスト

 

 

 

・投資対象

 先進国中心の全世界国債

 

・格付け

 先進国国債なので極めて高い

 

・平均 duration

 7.8

世界最大の債券ETFAGG(米国総合債券市場 ETF)6.35年なので、大きな差はありません。

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2511の月次レポートより


 

・直近1年の分配金、利回り

 2050円、2.03%

 

保有コスト

税込0.132% + α

別に売買手数料で往復 0.06%

 

決算短信から経費を詳しく計算すると、

経費が 371 + 443 = 814 万円

 

1年間の純資産平均は

(62.45 + 58.08)/2 = 60.2億円 

 

経費率は 0.0814/60.2 → 0.135 % /年

 

計算が正しければ、隠れコストは高くないと考えられます。

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2511の決算短信より

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2511の決算短信より



 

2511の利点、欠点

 

利点1   米国ETFと比較して手数料が安い

 

米国株、ETFの売買手数料は、片道0.495%(最大22ドル)、為替手数料片道25(住信SBIネット銀行からSBI証券だと片道24)が一般的です。

 

1ドル100円とした場合、1回の買い付け額が

 

50万円程度まで

0.495 × 2 + 0.25 ×2 = 1.49 %

 

100万円の場合

0.22 × 2 + 0.25 ×2 = 0.94 %

 

100万円で住信SBIネット銀行→SBI証券を使う場合の最安コスト

0.22 × 2 + 0.06 = 0.50 %

 

と、金額や証券会社によって異なりますが、少額を普通に買い付ける場合は、上の約1.5%がかかります。

 

これをAGGで取り返そうと思うと、15年くらい保有しないとコストの元が取れません。

コストの差がだいたい0.1%/年のため

 

 

多額(100万円以上)、あるいは住信SBIを利用した買い方をしない限り、なかなか海外ETFはおすすめできません。

 

 

 

利点2   通貨分散ができる

 

米ドル、ユーロともに40%強の割合で、ポンドや豪ドルなどが続きます。

 

米国 ETFAGGは、米ドル建てになるので、それよりも分散が図れます。

 

為替ヘッジを しない” 方が、為替リスクを抑えられると考えています。

これ一本でドル、ユーロ、ポンドなどの分散投資ができるため

 

 

 

 

欠点 呼値が大きい

呼値(よびね)とは、1株に対し注文できる最小の値幅(刻み値)のことです。

 

この2511の呼値は 1円です。

 

以前は呼値は株価によってのみ決まっていました。

今は一部の大型株に対しては、より細かい呼値が採用されています。

www.jpx.co.jp

 

 

呼値は細かい方が投資家にとっては有益です。

 

例えば、買い気配50円、売り気配51円の株があったとします。

この場合、どちらで約定するかによって、いきなり2%の評価額変動が起こります。

 

この2511も呼値が価格の0.1%あるので、やや高いなと感じます。

 

一方AGG114ドルで呼値が0.01ドルなので、遥かに取引しやすいといえます。

 

 

ほぼ同じ商品がemaxis slimにあり

 

こちらです。

emaxis.jp

 

対象指数はいずれもFTSE世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース)です。

 

コストは保有期間によっても違いますが、どちらが良いとは言えない程度の微差です。

そらく0.01-0.03%程度の違い

 

 

どちらを選ぶかは、配当金の扱いで決めると良いと思います。

2511… 投資家に分配

emaxis slim… 自動再投資

 

 

あと債券ではほとんど違いはでませんが、すぐ売り買いできるのは当然ETFである2511の方になります。

 

まとめ

2511は世界分散された、低コストな債券ETF

・より為替の分散がされているのが、AGGなどとの違い

・大口の買い付けでなければ、債券投資の最適解と言える

emaxis slim先進国債券もほぼ同じ商品。お好みで

 

個人的には米国長期国債ETF(2621)の流動性がもっと高まれば、そちらを債券投資の主軸にしようかとも考えています。

失敗ファンドに学ぶ、アクティブ運用の怖さ

こんにちは、しょうです。

 

目次

 

 

はじめに

 

トレンド・アロケーション・オープンという投資信託をご存知でしょうか。

 

www.am.mufg.jp

 

三菱UFJ分散バランス型の投資信託で、トレンドによってアロケーションを変えるという目的のファンドです。

 

後述する失敗によってこの1年は純資産額が減っていますが、それでも1000億円以上あります。

これは20214月現在、同社の人気シリーズ、emaxis slim 8資産均等型よりも多い額です。

 

 

このファンドはコロナショックで大きな間違いをして、その後の上昇に全くついていくことができませんでした。

 

今回はこのファンドを紹介しながら、アクティブ運用に潜む落とし穴を考えていこうと思います。

 

ファンドの紹介

 

このファンドは、株式、債券、REITコモディティに広く投資する商品です。

 

最大の特徴は、運用専門家の見通しによってアロケーションを変えたり、下落時にはリスク資産の大半を売却するという戦略です。

 

購入時手数料2.2%、信託報酬1.18%/ と、日本のアクティブファンドとしては平均的? ぼったくり手数料です。

 

結論からお話しすると、コロナショックでダウンサイド・リスク・マネジメントという手法が発動してしまい、その後現在まで、ほぼ全資産日本国債保有という悪手を売ってしまいました。

 

その後の価額は以下の有り様です。

全く戻らないどころか、その後もジリ貧が続いています。

 

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基準価額の5年チャート



一番の敗因はコロナショックで売ってしまったことではなく、戻りに全くついていけなかった事でしょう。

 

基準価額から15%下げた段階で、1年間手出しできない仕様になっているみたいです。

 

 

その他に運用方針のツッコミどころがいくつかあるので、下に載せておきます。

 

f:id:shotaro37:20210407132456j:plain

ファンドの概要。これは特にツッコミどころはなさそう

f:id:shotaro37:20210407132550j:plain

運用専門家の見通しとか一番信用できなさそう。

リスク管理戦略ってのがこのファンドの一番の失敗




ファンドの考え方はモメンタム投資に近い

 

私がこのファンドを気になり、ひと記事書こうと思った理由として、運用方針がトレンドフォロー(順張り)だからです。

 

今まさに私が行っているモメンタム投資もトレンドフォローで、一つミスをすれば同じような状態になってしまう危険があります。

 

 

ところで投資をしている方は、ほとんど全員がアクティブ運用者だと思います。

 

そして今回これを取り上げた理由は、このファンドを通して、皆さんの運用について再検討してほしかったからです。

 

いつも皆、決まって自分は特別だ、市場平均を上回れると思って投資をしています。

もその一人です。

 

アクティブファンドのほとんどがインデックスに勝てない、という事実を知っても、素人の私たちがせっせとアクティブ運用し、負け犬の一人に加わっていくのです。

 

以下の自問自答をしてみたので、ぜひ皆さんも考えてみてください。

 

 

アクティブ運用に対する自問自答

 

なぜあなたはインデックス投資でなく、アクティブ運用をしているのか

 

全資産でインデックス投資ができるならそれが良いと思っている。

問題は暴落時、それに耐えられる自信がないから。

 

リーマンショック級の暴落(-50%程度)は今後も起こると思っているし、1930年前後の大恐慌(-80%程度)すら起こり得ると考えている。

 

 

例えば株式6割、債券4割の伝統的なポートフォリオでは、下落はだいぶマイルドにはできるが、リターンは劣ってしまう。

かつ今後の債券価格の上昇が期待できない。

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赤: 全米株式100%     青: 株式60%、10年米国債40%


 

デュアルモメンタム投資では下落を抑えて、かつインデックスにも勝てるリターン期待できると考えている。

 

インデックスに勝てると思っているのか。その理由

 

思っている。

 

モメンタム投資では勢いのあるものを買い、下げが見られたら債券に逃げる方針を取っている。

 

これは、

・安くなったものを買おうとする心理

 (下落モメンタムのあるものを買ってしまう)

・上がったらすぐ売ってしまう心理

 (上昇モメンタムを放棄する)

・下がっているものを塩漬けしてしまう

 (下落モメンタムのあるものをホールドしてしまう)

 

 

という、本能的な失敗を避けることができるからである。

 

市場の必勝法はなく、もしそれが見つかれば、みなそれに群がり、必勝法は消えてしまう。

 

しかしこのモメンタムは、優位性の背景が人間固有の心理に基づくものであるため、今後も同じ傾向が期待できる。

結果はどうなることでしょう…

 

まとめ

・トレンド・アロケーション・オープンというゴミファンドを紹介

・我々も常に、このゴミファンド以下になりうる

・アクティブ運用を継続するには、繰り返し自問自答、見直しが必要

 

今回で世の中にはいろんなファンドがあって、とんでもないお金が集まっているんだと思い知らされました。

1000億ですからね、このファンド。

 

 

 

債券ETFは何が良いか 中長期債券のおすすめ

 

こんにちは、しょうです。

 

目次

 

 

はじめに

 

私は最強の長期投資は全世界株、債券ポートフォリオだと思っています。

 

全世界株といえば、

 

海外ETF → バンガードのVT

投資信託楽天VT, emaxis slim 全世界

国内ETF2559

 

などの選択肢があります。

 

 

ところで債券は何が良いのでしょう?

 

今回は株、債券の王道ポートフォリオを前提として、適切な債券ETFを考えます。

 

今回は最初に結論から。

 

結論

・買付金額が100万円以内、または積み立て目的なら日本の2511

・王道がいい人はBND (もしくはAGG)

・もう少しリスクを取りたい人はBLV (もしくはVGLT)

 

 

 

今回検討する債券の種類:高格付けの長期債

 

一般に債券は、

 

・デフォルトリスクが高いものが利回りが高い

 先進国国債 < 新興国国債

 国債 < 社債モーゲージ(住宅ローン)

 

・償還期間(duration)が長いほど利回りが高い

 

という特徴があります。

 

 

正しく値付けがされていれば、どの債券ETFが優れているというものはありません。

 

しかし今回私が探しているのは、株式と相関が低いものになります。

その方ポートフォリオ全体のシャープレシオが上がるため

 

 

そうすると新興国債や、格付けの低い社債モーゲージ債は候補から外れます。

 

加えてdurationが短いと金利 < 信託報酬になってしまい、保有している意味がなくなってしまいます。

 

そのため3年以下の短期債は今回除外します。

 

 

つまり、高格付けの長期債が今回の前提にマッチするものとなります。

その中で楽天SBI証券で買えるものを調べました。

 

 

海外ETFは往復で1.5%の手数料。小額なら国内ETFが良い

 

ここで、米国株は売買手数料が片道0.495%(最大22ドル)かかります。

 

さらに米ドル為替手数料もあります。

(多くは片道25銭、住信SBI銀行からSBI証券なら片道24)

 

これらを考慮すると、約50万円までは、合計で約1.5%が手数料としてかかってしまいます。

日本米ドル債券ETF米ドル日本円

 

 

国内ETFなら2511がおすすめ

 

一方日本市場で買える海外債券もあります。

東京証券取引所には17銘柄が上場しています。

www.jpx.co.jp

 

詳細は割愛しますが、どれも出来高が少なく、安心して売買できるものはほとんどありません。

 

ほぼ唯一、日本で安定した出来高があるのは2511くらいでしょう。

 

nextfunds.jp

 

この2511は実質コストを含めても0.15-0.16%/ 程度で済みます。

 

 

後述するように、米国の債券ETFは、選べば0.05%/ 程度で運用できますから、2511とのコスト差は年0.1%/年となります。

 

しかし米国ETFでは、上の1.5%のコストを回収するのに15年かかってしまうため、50-100万円以下の少額では国内ETFの方が良いと言えるわけです。

 

 

ちなみに長期米国債2621TLTの国内バージョン(為替ヘッジあり)ですが、まだ出来高に不安があるためおすすめできません。

 

 

投資信託でも良いのはありません。

信託報酬が最安なのはemaxis slim 先進国債券インデックスの0.154%/年ですが、2511を上回る利点は感じられません。

 

 

海外債券ETFについて

 

一度に100万円以上買い付ける場合は米国ETFが候補に入ってきます。

 

結果、候補としてAGG, BND, BNDX, VGLT, BLVが見つかりましたので、これらを比較しながら検討します。

 

これらを比較するとまた非常に長くなるので、詳細は今後別にまとめようと思います。

 

今回は簡単に比較、紹介します。

 

AGG BND

 

ほぼ同じ商品と考えて差し支えありません。

 

アメリカでも大人気の総合債券ETFで、どちらも

・大人気(純資産債券部門でAGG 1, BND 2)

・経費率が安い(AGG 0.04%, BND 0.035%)

米国債AAA債券が70%程度

duration5-6年程度

 

強いて言うなら20214月現在、わずかでも手数料が安いBNDがおすすめです。

 

BNDX

 

BNDの非米国全世界版です。

やや経費率が高く(0.12%)、日本が2割ほどを占めてしまうので、あまりおすすめできません。

アメリカ人向けの商品ですね。

 

 

VGLT

 

長期米国債ETFで、duration20年以上ととても長いのが特徴です。

 

その分、値動きは金利の変動によって大きくなります。

同様のETFTLTがありますが、経費率に結構差がある(TLT 0.15%, VGLT 0.05%)なので、VGLTがおすすめです。

 

 

BLV

 

長期総合債券ETFで、簡単に言うとAGGBNDの長期版です。

 

Durationは約16年で、AGG, BNDより10年程度長いです。

また格付 A, BBB50%以上を占めており、AGG, BNDよりもハイリスクといえます。

 

経費率は0.05%と安い。

 

 

 

債券の国際分散は必要か

 

今回はほぼ全て、米国債や米国社債などのETFを見てきました。

 

債券でも分散しようと思ったら、例えばBND, BNDXを半々で持つという選択肢もあります。

米国(BND)とそれ以外の全世界(BNDX)で分散

 

 

しかし売買手数料が高くなる事、リバランス時に作業が増える事を考えると、複数の債券ETF保有するのはあまりお勧めできません。

 

米国のみ、が嫌な方は2511がより強くお勧めです。

ユーロ建が40%以上あり、少数ですが新興国も入っていて、全世界への分散ができます。

 

 

まとめ

・株式と合わせて保有して、バランスが取れる債券を考えた

・中長期の高格付け債券がお勧め

100万円以上の一括なら米国ETFが良い

AGG,BNDが最も無難

・筆者はもう少しリスクを取りたいのでVGLT, BLVあたりが好ましい

100万円以下、毎月の積み立てならば手数料、出来高から考えるとほぼ2511一択

 

 

もしかしたら債券は株式以上に奥が深いかもしれません。

 

今までBLVという存在を知らなかったので、調べてよかったです。

 

時間を見つけて、少しずつ債券をまとめてみようかなと思いました。